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ゴルフのレーザー距離計の見え方|赤・黒表示と見えにくい時の対処

距離計をのぞいたら数字がにじんで読みにくく、自分の目が悪くなったのか、それとも機種が合っていないのかと、不安になった人もいるのではないでしょうか。

商品の説明に「赤表示」「黒表示」といった言葉が並んでいても、それが見やすさにどう関わるのかまでは、なかなか分かりにくいものです。

結論からお伝えすると、ゴルフのレーザー距離計の見え方は画面の見方・倍率と視野・ピントの調整で決まり、赤と黒の表示色は明るさの違う場面での向き不向きの違いです。

この記事は、ゴルフ用のレーザー距離計を販売しているU-CADDYの編集部が書いています。自社の商品に触れるのは最後の1か所だけにして、そこまでは一般的な光学の考え方で整理しました。

この記事で扱うのは、次の3つです。

  • 距離計の見え方は、画面の見方・倍率と視野・ピントの調整で決まる
  • 表示は黒が明るい場所に、赤が暗い場所に強く、色の見え方には個人差がある
  • 老眼やメガネ・サングラスとの相性は、調整機構やアイレリーフ、実際にのぞいた感触で確かめる

読み終えるころには、見えにくいときに何から試せばよいかを、順番に説明できるようになるはずです。

それでは、まず見え方の基本から順番に見ていきましょう!

U-CADDY編集部 石川

距離計の見え方を決める3つの要素

見え方は、画面の見方・倍率と視野・ピントの調整という3つの要素で決まることを示した図

距離計をのぞいたときの見え方は、「画面の見方」「倍率と視野」「ピントの調整」の3つでほぼ決まります。

どれか1つでも合っていないと、同じ距離計でも「見づらい」と感じてしまうものです。

のぞいたときの画面の見方

ゴルフ用のレーザー距離計は、小さな望遠鏡と同じ仕組みで、遠くの景色を拡大してのぞき込む道具です。

のぞくと、景色の真ん中に、狙いを合わせるための「十字」や「円」のような印が重なって見えます。

その印をピンに合わせてボタンを押すと、景色に重なる形で、距離の数字が表示されます。

数字のほかに、ヤードの単位や、いま選んでいる測定のモード(ピンまでの距離を測るモードや、高低差を考えるモードなど)の表示が出る機種もあります。

表示の大きさや位置、色は機種ごとに違いますが、「中心の印」と「数字」が景色に重なって見えるという基本は共通です。

ピンに焦点が合ったことを、画面のマークや振動で知らせてくれる機種もあります。

ここで大事なのは、数字を読む前に、中心の印がピンにきちんと乗っているかを見ることです。

印がずれたまま数字だけを見ても、読んでいるのはピンではなく、その奥や手前の景色の距離になってしまいます。

倍率を上げると視野は狭くなる

倍率は、遠くのものをどれだけ大きく見せるかを表す数字です。

倍率が高いほどピンは大きく見えますが、そのぶん一度に見える範囲(視野)は狭くなるのが、望遠鏡や双眼鏡と同じ光学の基本です。

視野が狭いと、ピンを探して向きを動かす手間が増えて、「どこを見ているのか分からない」と感じやすくなります。

反対に倍率が低めで視野が広ければ、ピンを見つけるのは楽ですが、遠いピンは小さく見えます。

また、倍率が高いと手の細かな揺れも同じように大きく見えるので、倍率は高ければよいというわけではありません。

揺れを抑える機能の話は手ぶれ補正の記事に譲りますが、見え方の面では「大きく見える」ことと「見つけやすい」ことが引き換えになる、と覚えておけば十分です。

ピント合わせと接眼部の調整

のぞいたときに、中心の印や数字がぼやけて見えるなら、ピントが合っていないのかもしれません。

機種によっては、のぞく側のレンズ(接眼部)に、自分の目に合わせてピントを調整するリングやダイヤルが付いています。

こうした調整は、一般に「視度調整」と呼ばれます。

調整できる機種では、遠くの景色をのぞきながら、中心の印や数字がいちばんくっきり見える位置までリングを回すのが基本の手順です。

調整のリングがない機種もあるので、その場合は、目の位置や構え方で見え方を整えることになります。

調整の有無は、買う前に仕様や説明書で確かめられるポイントです。

表示の色と方式で変わる見やすさ

黒表示は明るい場所、赤表示は暗い場所で見やすく、優劣ではなく場面の違いであることを比べた図

距離計の画面に出る数字の色は、大きく「黒」と「赤」に分かれていて、見やすさの出方が少し違います。

どちらが良い悪いではなく、回る時間帯やコースの環境で向き不向きが変わると考えると整理しやすくなります。

黒表示(液晶)は明るい場所で見やすい

黒い数字の表示は、液晶の方式で説明されることが多く、明るい景色を背景にすると、数字がくっきり浮かびます。

晴れた日の見通しの良いホールのように、景色が全体的に明るい場面では、黒表示でも読みやすいのが特長です。

一方で、曇りの日や木陰、林の手前のように、背景が暗くなる場面では、黒い数字が景色に溶け込んで、読み取りにくくなることがあります。

「晴れていれば問題ないのに、暗いところでだけ数字が見えない」という声があるのは、この性質が理由です。

赤表示は暗い場所や影の中で見やすい

赤い数字の表示(赤色表示)は、画面そのものが光る方式(有機ELなど)で説明されることが多く、暗い背景でも数字が目立ちやすいのが特長です。

曇りの日、朝夕の光が弱い時間、林や影のそばのピンを測るときに、数字を見つけやすくなります。

ただし、赤い表示にも向かない場面があります。

強い日差しで景色がとても明るいときや、紅葉や夕焼けのように背景が赤みを帯びているときは、赤い数字が背景と混ざって、かえって見分けにくくなることがあります。

つまり、赤表示は暗いほうに強く、黒表示は明るいほうに強いというのが、おおまかな目安です。

色の見え方には個人差がある

表示の色の見え方は、人によって差があります。

「赤い表示が見分けにくい」と感じる人もいれば、黒い表示のほうが疲れにくいという人もいます。

赤と緑(いわゆる赤緑)のように、色の見分けそのものが得意でない場合は、色だけに頼らず、数字の形や位置で読み取れるかを確かめるのが現実的です。

表示の色や明るさを切り替えられるかどうかは機種ごとに違うので、色に不安があるなら、仕様の欄で調整の有無を確かめてください。

なお、見え方の悩みが強い場合や、色の見え方そのものが気になる場合は、距離計の選び方だけで解決しようとせず、眼科などの専門家に相談するのが安心です。

老眼・メガネ・サングラスとの相性

老眼は調整機構と数字の見やすさ、メガネはアイレリーフ、サングラスは暗い場所での見え方で相性を見当づけることを示した図

見え方で悩む人の多くは、機種の問題だけでなく、自分の目や、かけているレンズとの組み合わせに原因があります。

ここでは、一般的に知られている範囲で、相性の考え方を整理します。

老眼が気になる人が見るところ

年齢とともに、近くのものにピントが合わせにくくなる状態は、一般に「老眼」と呼ばれています。

距離計は遠くの景色をのぞく道具ですが、のぞいた先の画面の数字は、小さな文字として目に入ります。

だから、手元の文字が読みにくくなってきた人は、距離計の数字も小さく感じることがあります。

そうした人が見ておきたいのは、次の3点です。

  • ピントを自分の目に合わせられる調整機構があるか
  • 数字が大きく、コントラストがはっきりしているか
  • 暗い場面でも読みやすい表示か

どれも仕様や説明書で確かめられるうえ、実際にのぞいてみれば、自分の目で確かめられます。

ただし、見えにくさの原因は人によって違うので、「老眼だからこの機種」と決めつけることはできません。

メガネやサングラスをかけたまま覗くとき

メガネやサングラスをかけたままのぞくと、目とのぞく側のレンズの間に距離が生まれます。

すると、視野の端が欠けて見えたり、ピントが合わせにくく感じたりすることがあります。

距離計は片目でのぞく道具なので、目の位置が少しずれるだけで、見え方が変わりやすいのも特徴です。

メガネをかけたままでも全体が見えやすいかどうかは、接眼部の設計によって違い、その目安になるのが、仕様にある「アイレリーフ」という項目です。

アイレリーフとは、のぞく側のレンズから、視野全体が見える目の位置までの距離のことです。

この距離にゆとりがあるほど、メガネをかけたままでも視野が欠けにくくなります。

サングラスの場合は、色が濃いと、暗い場所で表示が見えにくくなることもあります。

メガネやサングラスを使う人は、かけたままの状態と、外した状態の両方で、見え方を比べてみてください。

見えにくいときの対処のしかた

見えにくいときに、目の位置と接眼部、背景と表示の明るさ、レンズの汚れと結露の順に見直す3つの手順を示した図

のぞいたときに見えにくいと感じたら、機種をすぐに変える前に、試せることがいくつかあります。

順番に確かめていけば、使い方で解決できるケースも少なくありません。

まず目の位置と接眼部を見直す

最初に確かめたいのは、目の位置と、接眼部の調整です。

目を近づけすぎても、離しすぎても、視野の一部が欠けたり、ぼやけたりするので、全体がちょうど丸く見える位置を探します。

反対側の目は、閉じるよりも、軽く開けたままのほうが疲れにくく、景色を見失いにくいという人もいます。

視度調整のリングがある機種は、遠くの景色をのぞいて、中心の印と数字がいちばんくっきり見える位置まで回してみてください。

それでもぼやけるなら、メガネやコンタクトの状態も含めて、かけたまま・外した状態の見え方を比べます。

的の背景と表示の明るさを見直す

数字が見えにくいのは、的の背景が原因のこともあります。

黒い表示なら、暗い木立を背景に測ると読みにくくなるので、ピンの背後が明るい位置に狙いを合わせ直す方法があります。

赤い表示なら、背景が強く明るいときに、いったん日陰に入ってから測るだけで、読みやすくなることがあります。

表示の明るさを調整できる機種なら、その場の明るさに合わせて設定を変えてみましょう。

逆光のときは、自分の影をつくって、のぞく側に直接光が入らないようにするだけでも、見え方は変わります。

レンズの汚れと結露を取る

のぞいてもかすんで見えるときは、レンズの汚れが原因のこともあります。

指紋や、汗、雨のしずくがレンズに付くと、景色や表示がにじんで見えます。

乾いた柔らかい布でやさしく拭くのが基本で、強くこすると傷の原因になるので避けてください。

寒い日にはレンズが曇ったり、暑い車内から出た直後に曇ったりすることもあるので、少し待ってから使うと、見え方が落ち着きます。

見え方で選ぶときに見るところ

仕様表で見る5項目と、買う前にのぞいて確かめる4つの方法を並べた図

見え方の違いは、買ってから気づくと取り返しがつきにくい部分です。

だからこそ、選ぶ段階で、どこを見ればよいかを知っておくと安心です。

仕様表で確かめる項目

見え方に関わる項目は、仕様表や商品ページの中で、次の順に見ていくと整理しやすくなります。

  • 倍率と視野:遠くが大きく見えるか、ピンを見つけやすいか
  • 表示の方式と色:黒か赤か、明るさを調整できるか
  • 接眼部の調整:ピントを自分の目に合わせられるか
  • レンズの明るさ:レンズが大きく光をよく通すほど、暗い場面でも景色を見やすいか
  • メガネとの相性:アイレリーフなどの記載があるか

なお、測定の確かさ(精度)は見え方とは別の項目で、そちらは別の記事で整理しています。

また、小型の機種は画面や接眼部も小さくなりやすいので、その点は小型・軽量の距離計の話として切り分けてください。

買う前に覗いて確かめる

見え方は、数字よりも、自分の目で確かめるのがいちばん確実です。

店頭に展示がある場合は、遠くの看板や建物の文字に中心の印を合わせて、数字が読めるかを見てみましょう。

明るい窓際と、少し暗い場所の両方でのぞいてみると、表示の色との相性が分かります。

メガネやサングラスをかける人は、いつものままでのぞくことが大切です。

試せる機会がない場合は、返品や交換の条件を、購入前に確かめておくと安心です。

【FAQ】見え方のよくある質問

数字が小さい、雨や夕方、赤緑が苦手、老眼鏡という4つの疑問への答えの要点をまとめた図

ここからは、見え方についてよく聞かれる疑問に、順番に答えていきます。

数字が小さくて読み取れないときは?

まず、ピントの調整ができる機種なら、リングを回して中心の印と数字がくっきり見える位置に合わせます。

調整ができない機種なら、目の位置を少し変えて、全体が丸く見える位置を探してください。

それでも読みにくい場合は、数字の大きさや表示の色が自分の目に合っていないと考えて、次に買い替えるときの判断材料にするとよいでしょう。

雨の日や夕方でも見えますか?

雨の日は、レンズに付いた水滴で、景色も表示もにじんで見えやすくなります。

こまめに水滴を拭き取るだけで、見え方が戻ることもあります。

夕方のような光が弱い時間は、背景が暗いので、黒い表示は読みにくく、赤い表示は目立ちやすくなります。

赤と緑の見分けが苦手でも使えますか?

数字の形と位置で読み取れるかどうかが、判断のポイントです。

赤い表示が見分けにくい場合は、黒い表示のほうが読みやすいこともあるので、色にこだわらずに、実際にのぞいて確かめてください。

色の見え方そのものが気になる場合は、眼科などの専門家に相談してみましょう。

老眼鏡をかけたままで使えますか?

手元を見るためのレンズは、遠くの景色にはピントが合いにくいことがあります。

かけたまま、外した状態、遠くを見やすい別のメガネ、の3通りで、見え方を比べてみてください。

どれが見やすいかは人によって違うので、自分の目で確かめるのがいちばんです。

まとめ:見え方は3つの確認で整う

ここまで、距離計の見え方を決める要素と、表示の色の違い、老眼やメガネとの相性、見えにくいときの対処をお伝えしてきました。

  • 距離計の見え方は、画面の見方・倍率と視野・ピントの調整で決まる
  • 表示は黒が明るい場所に、赤が暗い場所に強く、色の見え方には個人差がある
  • 老眼やメガネ・サングラスとの相性は、調整機構やアイレリーフ、実際にのぞいた感触で確かめる

見え方は、機種の優劣だけでなく、自分の目や回る時間帯との組み合わせで決まるものです。

だから、見えにくいと感じたら、まず目の位置とピント調整を見直し、次に背景と表示の明るさ、最後にレンズの汚れを確かめてみてください。

それでも合わないときに初めて、表示の色や接眼部の設計を見直す価値が出てきます。

まずは次のラウンドで、同じピンを明るい場所と暗い場所で測り、どちらの表示が自分に見やすいかをメモしてみましょう。

その記録が、次に選ぶ距離計の基準になります!

最後に、補足を1つだけ。

ここまでの見え方の基準をふまえて、距離計を探している方にとっては、U-CADDYのレーザー距離計 POCKET PRO(Amazonの商品ページ)も選択肢の1つになります。商品ページには、光学6.5倍望遠、透過率90%のプレミアムレンズを採用しているとの記載があります。ヤード専用設計で、重さは113g、とも書かれています。一方、表示の色や方式、アイレリーフについては、今回確認した商品情報に記載がないので、気になる方は、この記事の基準で確かめてから選んでください。

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